メタマスクの導入方法

メタマスク(MetaMask)は、Ethereumベースのトークンを管理するための人気のブラウザ拡張機能およびモバイルアプリです。以下にその導入方法と基本的な使い方を簡潔に説明します。


導入方法

  • ブラウザ拡張機能のインストール
    • ブラウザ(Chrome, Firefox, Braveなど)にアクセスし、「MetaMask」を検索。
    • 公式サイトまたは公式ブラウザストアからMetaMaskをダウンロードし、インストール。
  • モバイルアプリのインストール
    • スマートフォンのApp Store(iOS)またはGoogle Play Store(Android)で「MetaMask」を検索。
    • アプリをダウンロードしてインストール。

基本的な使い方

  • アカウントの作成
    • MetaMaskを開き、「新しいウォレットを作成」を選択。
    • パスワードを設定し、シードフレーズ(復元フレーズ)を安全な場所(普段使っている手帳等)に書き留める。
  • ウォレットの使用
    • ウォレットアドレスを使用して、Ethereumや他の暗号資産(仮想通貨)を受け取る。
    • 「送信」機能を使って、他のアドレスにトークンを送る。
  • DAppsへの接続
    • MetaMaskを介して、さまざまな分散型アプリケーション(DApps)にアクセスし、利用する。
    • DAppsへの接続時には、プライバシーとセキュリティに注意する。

注意点

  • シードフレーズは非常に重要で、これを失うとウォレットへのアクセスが永久に失われる可能性があります。
  • セキュリティ対策をしっかりと行い、フィッシング詐欺などに注意してください。

MetaMaskは、直感的なインターフェースを持っているため、初心者にも比較的使いやすいウォレットです。ただし、デジタル資産の管理には注意と責任が伴いますので、使用にあたっては慎重に行ってください。

ブロックチェーンってなに?

ブロックチェーンとは?

ブロックチェーンは、非常にわかりやすく説明すると、デジタル情報を安全に保存・管理するための技術です。以下のポイントで説明します。


1. デジタル台帳(Digital Ledger)

ブロックチェーンは、情報を記録するデジタル台帳のようなものです。この台帳は分散型で、インターネット上の多数のコンピューターに同じ情報がコピーされて保存されます。つまり、一つの中央の場所ではなく、多数の場所に情報が分散して保存される仕組みです。

2. ブロック(Block)

情報はブロックと呼ばれる単位でグループ化されます。各ブロックには一定量の情報が含まれ、それが時系列で連結されていきます。各ブロックには、前のブロックへの参照も含まれます。この連鎖のような構造が、情報の変更や改ざんを防ぐのに役立ちます。

3. 分散型ネットワーク(Decentralized Network)

ブロックチェーンは中央機関や管理者が存在しない分散型ネットワークで動作します。情報は多数のコンピューター(ノード)によって管理され、各ノードが台帳のコピーを持っています。情報を変更するためには、ネットワーク内の多数のノードで合意が必要です。

4. 透明性とセキュリティ(Transparency and Security)

ブロックチェーンの台帳は一般に公開され、誰でもアクセスできます。これにより透明性が確保され、情報の改ざんや不正アクセスが難しくなります。また、情報は暗号化されており、セキュリティも高い水準で保護されています。

5. トランザクション(Transaction)

ブロックチェーンは、主にトランザクション(取引)の記録に使用されます。例えば、仮想通貨の取引、資産の所有権の証明、契約の自動実行など、さまざまなトランザクションがブロックチェーン上で行われます。

簡単に言えば、ブロックチェーンは情報を安全に記録・管理し、中央機関や信頼性の問題を排除するための技術です。これにより、透明性とセキュリティが向上し、デジタル世界での取引やデータ管理が新しい方法で行われるようになりました。

ブロックチェーンをより理解しやすくするために、日常生活での事例を用いて説明します。


事例:図書館の貸出記録

想像してみてください。ある図書館があり、そこではどの本が誰に貸し出されているかを追跡するために、一冊一冊の本に関する貸出記録をつけています。

  • 分散型台帳
    通常、この記録は図書館のコンピュータシステムに保存されますが、もしブロックチェーンを使うと、この記録は図書館だけでなく、参加している他の図書館のネットワークにも分散して保存されます。つまり、一つの図書館のシステムがダウンしても、他の図書館で記録を確認できます。
  • 透明性と公開性
    ブロックチェーンに記録された貸出情報は、参加しているすべての図書館に公開されます。これにより、どの本がいつ、誰によって借りられたかが透明になります。
  • 改ざんの防止
    一度本の貸出記録がブロックチェーンに追加されると、その情報は変更することが非常に困難になります。これは、各記録にユニークなデジタル「ハッシュ」が割り当てられ、それが前の記録に連動しているためです。
  • コンセンサスメカニズム
    新しい貸出記録をブロックチェーンに追加する際、ネットワーク内の他の図書館もこの記録を確認し、承認する必要があります。これにより、不正確な情報の追加を防ぎます。

このように、ブロックチェーンは図書館の貸出記録管理において、データの安全性、透明性、信頼性を高めるために利用される可能性があります。同様の原理が、金融取引や契約管理など、他の多くの領域にも適用されます。

NFTとは?

NFTってなんだろう?
最近よくきくけど、いまいちピンと来ないことが多いと思います。

一般的にどういったものがNFTと呼ばれているのかについて、解説いたします。

NFT(Non-Fungible Token)について、簡潔かつわかりやすく説明しましょう。

  • デジタル資産の一意性
    NFTはブロックチェーン技術を使用してデジタルアイテム(アート、音楽、ゲーム内アイテムなど)に一意性を与えます。これにより、デジタルアイテムは唯一無二のものとして証明されます。
  • 所有権の証明
    NFTはデジタルアイテムの所有権を証明します。ブロックチェーン上に記録されたNFTは、そのアイテムを所有している人を一意に識別します。
  • 取引可能
    NFTはデジタル市場で売買が可能です。価値はアイテムの希少性、創作者の名声、アートの質などによって決まります。
  • ブロックチェーン技術
    NFTはブロックチェーン上に存在します。ブロックチェーンは分散型台帳技術で、データを安全かつ透明に保存します。

NFT(Non-Fungible Token)をより理解しやすくするために、日常生活での事例を用いて説明します。

事例:限定版のアート作品

ある有名なアーティストが、限定版のデジタルアート作品を作成しました。この作品は、通常のアート作品と同じように見えますが、それぞれの作品には、デジタルな証明書が付いています。この証明書がNFTです。

  • 一意性
    各作品は独特であり、他の作品とは完全に異なります。NFTはこの一意性をデジタル的に証明します。つまり、たとえ作品がコピーされたとしても、オリジナルの作品とNFTは一つだけです。
  • 所有権の証明
    NFTは、そのアート作品の所有者が誰であるかをデジタル的に記録します。この作品を購入すると、所有権を示すNFTがあなたのデジタルウォレットに送られます。
  • 取引可能
    このアート作品(とそれに付随するNFT)は、デジタル市場で売買することができます。NFTが所有権の証明となるため、買い手は本物の作品を手に入れたと確信できます。
  • ブロックチェーン上の記録
    NFTはブロックチェーン技術を使用して作成され、所有権の情報はブロックチェーン上に安全に保存されます。これにより、所有権の記録は改ざんが難しく、誰でもその正確性を確認できます。

このように、NFTはデジタルアート作品のようなユニークなアイテムの所有権を証明し、取引を容易にし、ブロックチェーン上でその正確性を保証します。同じ原理が、音楽、ビデオ、その他のデジタル資産にも適用されます。

ChatGPTを使って、画像生成AIのプロンプトを作ってみた

今回はChatGPTを使って、スチームパンク風の女の子のコンセプトアートを生成してみましょう!

イメージを固める

まずは、スチームパンク風の女の子の絵のイメージを大まかに固めましょう。

・ 全体的に暗めで、スチームパンク風の重厚な感じ。

・綺麗なオレンジっぽい光でライトアップされている景観。

・建物もスチームパンクに相応しいクラシックな街並み。

こんな感じのAIイラストを目指していこうと思います。

② スチームパンク風の世界観を作る要素を尋ねる

 まずは、スチームパンク風の世界観を作る上で必要な要素をChatGPTに尋ねてみましょう。

「スチームパンク風の世界観を作りたいと思います。その時に必要な要素を教えてください」

ChatGPTがスチームパンク風の世界観を作るための要素を教えてくれるでしょう。

スチームパンクのテイストが反映された夜の街の情景を描写するプロンプトを作成

 次に、ChatGPTに上記の要素を考慮し、スチームパンクのテイストが色濃く反映された街の一角の夜の情景を描写してもらいましょう。

 「スチームパンクのテイストが色濃く反映された街の一角の情景を、夜であること、蒸気が出ていること、ニキシー管のライトが煌々と照らし上げていることを加味して情景描写してください」

ChatGPTが注意点と条件を加味した「スチームパンク風の夜の街の描写」をしてくれます。

コンセプトアートのプロンプトを作成

最後に、ChatGPTに描きたいコンセプトアートの構図を伝えるプロンプトを作成します。

「沢山のクロックワークとギアが装飾されたレザーコートを着た少女が中心にいる構図で、コンセプトアートを描くためのプロンプトを、英語で作成してください」

ChatGPTがこのプロンプトを使ってコンセプトアートを生成します。

以上の手順で、スチームパンク風の女の子のコンセプトアートを生成する冒険を楽しんでみてください!

ポイントは、ChatGPTをうまく質問で誘導するところにあります。つまり、質問力が割と重要になってくると考えています。

最後に、生成した画像を掲載しておきます。楽しんでください!

レオナルドAIを使った画像合成の方法

今回は画像合成のやり方について説明いたします。

「Image2Image」という機能を使います。

1:準備

今回は以前作成したプロンプトを使います。

LeonardoAIは、パーソナルフィードに作成した画像が保存されています。

そこにアクセスするには左メニューの「PersonalFeed」を押します。

2:以前使った画像を選択する。

AI Image Generationで一からプロンプトを作成しても良いのですが、

今回は以前の画像からプロンプトを選択します。

使用する画像をクリックしてください。

すると、この画像を生成したプロンプトの詳細などが表示されます。

「Remix」を押します。

この画像のプロンプトの詳細画面へ移動します。

上から

・プロンプト → 指示文
・ネガティブプロンプト → 禁止文
・AIモデル
・謎の選択肢(とりあえず選んでおく。外すと別の雰囲気の画像ができるので試してみてもいいです)
・Add Negative Prompt → ONにしておく

この状態で「プロンプトの変更」「生成枚数の変更」等をしておきます。

まず、「Image 2 Image」を設定していない状態。

「Generate」を押すと、右のように画像が生成されます。

3:合成したい画像をアップロードする

次に、画像を合成してみましょう。

左メニューの下側、「Image to Image」のところにある「Upload or drag and drop」を押すか、

合成したい画像をドラッグ&ドロップで持ってきてください。

画像を格納しているフォルダから、合成に使いたい画像を選びます。

アップロードが完了すると、先ほどのメニューに画像が挿入されます。

この際、アップロードした画像の画素数等が変更されているので、消費トークンが変動している可能性があります任意で画素数は調整してください。

また、消費トークンは生成する画像の数にも影響されますので、最初に生成する画像の枚数は1枚に設定しておくと良いと思います。

これで準備は完了です。

4:「Generate」を押す

合成画像が生成完了しました。

アップロードに使用した画像もプロンプトの影響を受けて描画されます。

色々と試してみてください。

今回はこの辺りで失礼します。

お疲れ様でした!

画像生成AIの始め方〜

レオナルドAIを使った画像生成の始め方について説明します。

まず、レオナルドAIのサイト(https://leonardo.ai/)にアクセスします。

ここでEメールを登録するとディスコードに招待されますので、招待を受け入れます。

ディスコードに登録すると、最初の部屋で言語選択の画面に入ります。
日本語はまだ未対応のため英語などを選んでください。

ディスコードを終了し、再びレオナルドAIのトップページに戻ります。
一番右上にある「Launch App」をクリックし、「Yes〜」を押して、レオナルドAIに入ります。

ここから画像生成の手順が始まります。

左側にはメニューのような項目があります。
一番上に「150」という数字がありますが、これはトークンと呼ばれるポイントのようなもので、画像生成に必要です。(自分のトークン数が表示されたので修正しています)

トークンが0になると画像生成できなくなりますが、心配しないでください。24時間経つと再び150トークンがチャージされます。無料アカウントでは毎日150トークンが付与されますが、持ち越すことはできませんので注意してください。

デフォルトの状態で画像1枚作るのに1トークン使う、というイメージです。

メニューの中で序盤で使うことになる項目は、

「Start Here」の「Personal Feed」「UserTools」の「AI Image Generation」です。

メイン画面について説明します。

左上にFeatured Modelsという項目があります。
AIモデルで、それぞれのタッチや描写が異なります。※現在は22種類

その下にRecent Creationsという項目があります。
ユーザーが生成した画像が公開されています。

それでは本題の画像生成手順について説明します。

画像生成の流れは、ほとんどの画像生成AIで共通しています。
プロンプトと呼ばれる指示文を使ってAIに描きたい画像の指示を出します。俗に呪文と呼ばれてるアレです。

※多くの画像生成AIの場合、プロンプトは「英語」で書く必要があります。そのため、翻訳サイトを利用して指示を日本語で書き、英語に翻訳する方法がおすすめです。

 

画像生成の方法

メニューのAI Image Generationをクリックすると画像生成画面を呼び出すことができます。

ここのプロンプト入力欄に、
「girl」
という指示文をプロンプトを書いてGenerateボタンを押します。
そうすると画像が生成されるというわけです。※この時にトークンを消費します。

 

↓生成された女の子の絵

しかし生成される画像は、選択されているお絵かき先生の画風に基づいたもので、必ずしも理想の画像が出力されるわけではありません。より良い結果を得るためには、AIに対してより具体的な指示を与える必要があります。

じゃあもっと複雑な絵を描きたい場合のプロンプトはどうしたらいいか、と疑問があるかもしれませんが、これは簡単に解決できます。

実際にユーザーが生成した画像を参考にすることです。

ユーザーの画像をRemixする

Recent Creationsから良さそうな画像を選んでクリックしてみてください。

左側に選んだ画像、右側には英語の文章が表示されますが、重要なのは「Prompt details」に書かれている単語群です。これが左側の画像を生成するためのプロンプトとなります。「呪文」とも呼ばれます。

これらの呪文を使ってみましょう。プロンプトの下には[Remix] [copy prompt] [image 2 image]というオプションがありますが、まずは[Remix]をクリックしてください。

 AI Generation Toolに移動します。
 上から
 ・プロンプト入力欄
 ・AIモデル
 ・謎の選択欄(とりあえずLeonardo styleを選択)
 ・Add Negative Prompt(最初はOFFになっています)
 ・Generate

という項目があります。

Generateをクリックしてみてください。
下方に四角い枠が表示され、画像が生成されます。
このプロンプトに基づいてAIモデルが画像を生成しました。

ただし、必ずしも元の画像と同じ絵が出力されるわけではありません。
また、奇妙な絵になっている可能性もあります。
指がたくさんあったり、頭が二つあったりしませんか?これらを修正する必要があります。

プロンプトには2つのタイプがあります。

一つは「こんな画像を描いてほしい」という指示文です。
もう一つは「これは描いちゃダメ!」という否定の指示文です。

否定的な指示文をNegative Promptと呼びます。

AI Generation Toolを開いた時にOFFになっていたAdd Negative PromptのチェックをONにします。

禁止事項を入力する欄が表示されます。

ユーザーの画像を参考にする場合、ここにも指定されている場合がありますので、今後はこのNegative Promptも参考にすると良いでしょう。

さて、Add Negative PromptをONにし、もう一度Generateをクリックしてみてください。

この設定が反映された画像が生成されます。
あとは自分の好みの画像が出るまで、繰り返し操作するだけです。

以上がレオナルドAIを使った画像生成の流れになります。

AIでの画像生成は人物だけではなく、風景、背景、街、自然、宇宙、etc…と様々な画像を作成することもできます。

基本的な触り方はこのような感じなので、あとはプロンプトを変えたり、画素数や枚数を色々変更して試してみてください。

今回は以上です、お疲れ様でした!